24.6.12

ルネの奇跡

先週の記事は、オルレアン島のルネが通っていたセントペトロニル教会について書きましたが、その教会で、1983年から6月から8月の間だけ催されている室内楽フェステイバルのコンサートについて、書き加えましたので、ご覧下さいね。



今週の記事は、少し「モントリオール1985年の夏休み」をお休みして、「ルネの奇跡」というテーマにしてみたいと思うのです。


「奇跡」という言葉が私の頭をよぎったのは、ついに私の手元にも届いたルネの「ゴールデンべスト リミテッド」のCDをヘッドホンで聴き始めたとき。13才のあの張りのあるボーイソプラノのルネの声、レコードの音をmp3に変えてitunesや、iphoneなどでいつも聴いていて、同じ声であるだろうと思っていたのに、きちんとデジタル化されてCDの入っているるルネの声は、私がいままで聴いていた声よりずっと幼い声で、一生懸命歌っているのが耳にビンビンと入ってきました。

 やっと届きました!


 ルネが帰ってきました!


 プラスチックカバーをはずして。。。



そして、先ず、荷物を開けたリビングのテレビとブルレイープレーヤーで「ミドリ色の屋根を。。。この時は、おおおお、ルネだわ!という感じで、泣いてはいませんでした。


ルネの歌声の中には、それだけじゃなくて、あの頃の想いでがたくさんたくさんつまっていました。そして、13才のルネの存在をどれほど恋しがっていたのか。。。というより、突然いなくなってしまったルネが、とうとう、13才の姿で帰ってきてくれたような感じがしたのです。時間が経つごとに、その感情が爆発!したのでしょうか、涙がこぼれてきて、あげくの果てには、嗚咽まで入る涙になってしまったのです。



ちょうどこの瞬間に「ミドリ色の屋根は永遠に〜ルネシマールに首ったけ」のkei さんが、フェイスブックでオンラインになっていて、この私の興奮と大感動の気持ちを聞いていてくれました。そして、自分のこの気持ちをほとんど同じような気持ちで受け止めてくれているルネ友さんがいてくれることもとても嬉しくてうれしくて。この気持ちを自分 だけで持っているだけでもそれは、とても嬉しくて特別な事だと思いますが、ルネをおなじような気持ちでずっと想ってきた人たちと、この嬉しさや喜びを話せるということは、その特別な気持ちが倍以上になるという感じですね。


そして、「ルネの奇跡」という言葉が胸と心と頭の中にいっぱいに広がってきました。keiさんにも言っていたのですが、ルネの才能、そして見いだされてケベックでデビュー、そのあと、縁があって日本にやってきて、東京音楽祭でグランプリとフランクシナトラ賞を獲得して、日本で2年ちょっとの間、たくさんの日本語での曲をレコーデングしたこと、コンサートやメープルメイツのファンクラブ、テレビ番組、雑誌の記事を通して、私たち日本のファンに多くの想い出を残してくれたこと、そして、ケベックに帰っても、ずっとずっと、どんなつらい事があっても、仕事をやめないで 私たちの前でがんばっていてくれること、51才の現在になっても、第一線で活躍、仕事人としても、家庭人としても、二人の子供の父親、そして夫としても尊敬できる人であること、(たくさん続きますね!)健康で明るく何事にもひたむきにがんばっている姿、そのすべてが「ルネの奇跡」であると実感します。




何よりも、日本で、多くのファンの心と胸の中に、しっかりとファンとしての強い気持ちを根付かせたルネ。そのファンたちがいっしょうけんめいリクエストして、購入予約して今回のルネのCDの発売を実現させたことも「ルネの奇跡」。


日本のファン、英語圏のファン、ケベックを中心とするフランス語圏のファンが、今、フェイスブックなどを通して、いっしょにルネについての想いでをお話ししたり、現在のルネの仕事を応援して、7月3日から開幕のミュージカルコメデイのために練習とトレーニングを絶やさないルネの様子をビデオで見たり、そのミュージカルを観に出かけたりすることをお話ししくれたりという交流がなされている事、これも「ルネの奇跡」。




ミュージカル「雨に唄えば」の台詞練習風景。そうです、赤のシャツを着て、リーデンググラス(老眼鏡とも呼ばれますが。。。!)をかけて真剣なまなざしでいるのがルネ!(笑)この練習風景は、下のyoutubeでご覧下さい。



Chantons sous la pluie - Lecture de la pièce 
ルネについて、話す事がこんなにあること、それも現在進行形のかたちで。たくさんのビデオ、cdでこれまでの「ルネの奇跡」を観る事ができること。


高校生だったとき、ルネが日本から消えた後、ルネが一体どうしているのか、なんとか知りたくて、ケベックのペンパルを探して、レコードアルバムを買ってもらったり、ルネにひと月に一度、手紙を書いたり、残っているルネファンとルネのためにファンクラブを作って会報を手書きで書いていたことなどなど。。。





自分の気持ちをなんとかルネに届けること、ルネの活躍をずっと見ていたくて、なんとかしたくても自分にできることは、限られていたあの頃。このことを考えると、あのとき、すごく時間がかかったり、お金がかかったりしたことが、現在では、インターネットを通して、すぐに、しかもほとんど無料でできてしまうこと、フェイスブックでは、いろいろなルネ友さんたちともルネだけでなく、個人的にもお友達になれて、家族やペットのことまで話がはずむこと。そして「ルネシマール」とグーグルして、このブログに来て下さるルネのファンの方達に向けて、このようにルネに対する気持ち、ルネの今のことなどをお伝えできること。これもすべて「ルネの奇跡」だと思います。



  
雨に唄えば」のオープニングが近づいてきました!プロモーション用のビデオです。下のyoutubeからどうぞ。



 Chantons sous la pluie - Comédie musicale présentée par Capital One 



 Chantons sous la pluie - Tournage de la pub télé 

このビデオでは、ルネの顔がすごくズームアップで出てきます(笑)そして練習の合間にこのミュージカルについて話すルネ。制作者(左から2番目の女性)から電話でこのミュージカルに出演依頼を打診されたとき、この仕事を最後までやれるエネルギーがあるかどうか考えたそうです!(同感...実は心配しています!)でも最後まで頑張れるようにトレーニングしてがんばってみよう!10年ぐらいステージに出ていなかったので、ステージに出るときは今だ!と思ったそうです。

数日前の夜のケベックのテレビ番組で、ルネが他の二人の共演者といっしょにライブでミュージカルで披露するタップダンスと唄を歌いました。熱が入っています!残念ながらこのビデオは、カナダ在住者のみが観ることができます。でもfacebookでなら、passion simardのページを通して観ることが可能です。ぜひフェイスブックのほうにいらしてくださいね。



 ルネの略歴の紹介とチケット購入のサイトのルネの写真。これは、もしかすると5年ほど前の写真かも(笑)。ミュージカルにもし行ける!という幸運なみなさんは、ここからチケットが購入できます。「雨に唄えば」チケット 携帯や携帯の目覚ましに利用できるリングトーンがダウンロードできるページは、ここです。ただし、ファイルをみてみると、m4aのままで、リングトーン用のm4rになっていないので、自分でm4rに換える必要がありますのでご注意ください。


2012年ー1974年=38年!この長い長い間、ずっとルネがこんなに好きだということも「ルネの大奇跡」!それも私一人ではなくて、日本にも、ケベックにも、それから英語圏にも、たくさんのルネファンがいるのですから。

ルネが直接知らなくても、ルネのことが好きになったことで、ファンになったことで、一人一人にいろいろな影響を与えたことも奇跡かもしれません。私だって、ルネのファンになっていなければ、今こうして日本を離れて生活していることはなかったかもしれません。

家族と離れて暮らしていることは、寂しいこともあるし、文化の違いも未だに感じることも多くて、自分の国で暮らしていないからだ!とネガテイブになることもあるけれども、それでも、ここでの暮らしのもともとの理由はルネにつながっていたこと。ここに来なければ会えなかった人、(猫!)ここでの家族、友人など、そして仕事と勉強、そうゆうかけがえのないものが自分の人生の中にあるのは、ルネのファンになったからこそなのだという気持ちがいつも胸の中にあります。


こんなことを、ルネのCDの歌声をヘッドホンですごく近くに聴きながら、考えて、それでまた感動の涙がこぼれるという繰り返しでした。。。


き‐せき【奇跡/奇蹟】
1 常識で考えては起こりえない、不思議な出来事・現象。「―が起こる」「けががなかったのが―だ」 2 キリスト教など、宗教で、神の超自然的な働きによって起こる不思議な現象。

( http://dictionary.goo.ne.jp/srch/all/%E5%A5%87%E8%B7%A1/m0u/)







miracle

noun
















mir‧a‧cle [countable]
1 something very lucky or very good that happens which you did not expect to happen or did not think was possible:

2 an action or event believed to be caused by God, which is impossible according to the ordinary laws of nature:

 (http://www.ldoceonline.com/dictionary/miracle)


こうして、もう一度「奇跡」という言葉について考えてみると、本当に「ルネの奇跡」は、「奇跡」なのですね!ふうう。。。今回の記事は、この自分の気持ちを書きたくて、このようなちょっとおかしな内容の記事になりました。読んでいただいてどうもありがとうございます。


それから、フェイスブックのほうでは、また新しく日本のルネ友さんができました!さらにルネのことを楽しくお話できる方が増えて、とても嬉しく思います。



最後は、うちの猫(しゃむねこ)のアタックの証拠写真をアップして終わりにいたしますルネのcdのことでkei さんとお話していたとき、なぜかものすごい勢いで机にジャンプしてラップトップの下に潜り込み、ラップトップをぐいぐいと頭でもちあげてアタックしていた猫。これは、きっと彼にもわかるぐらい、私がふつうよりも興奮していたということでしょうか。アタックのしすぎか、昨日の午後は、また獣医さんに連れて行く状況に!ふうう。。「ルネよりも、ボクの事もちゃんと面倒見てくれ!」ということなのかも。。。


ケベックでは、今日6月24日は、ケベックデー!祝日です。。といってもあちらでは、週末。。余分にお休みがもらえるといいのですけど。
  
Bonne Fete Quebec , Bonne St-Jean!




riko auckland/nekonomiminoura/しゃむねこ

17.6.12

1985年モントリオールの夏休みーその12(オルレアン島3)


ルネのCD,「 GOLDEN LIMITED ルネシマール」がソニーミュージックオーダーメイドファクトリーから、発売となり、ルネファンのみなさまの手に到着し、ほぼ一週間が過ぎました。私は、このルネのCDをまだ手にしていませんが、ルネ友さんたちがCDを聞いているのを想像してみるだけで、胸がいっぱいになってしまうという一週間でした。そして、何をしていても顔がニッコリとしている自分に気がつきます。仕事も忙しい時期となっていますが、その仕事もなんだか落ち着いてできない!という感じで、なんだか恋愛!でもしているような不思議な気分の今日この頃なのです。私のCDは、昨日、実家から出発しているので、本当に私が手にするのは。。。4日後ぐらいですから、水曜日ぐらいでしょうか。自分の反応が少し不安でもありますが(卒倒するとか!)楽しみにたのしみに待つことにいたします。

 では、今週こそ、オルレアン島の最後の記事です。その前に1974年という記念すべき年に(日本にルネがやってきた年!)撮られたルネのかわいらしい写真を見て、元気を出してからといたしましょう。


  photo@passion rene nathalie et regis simard

雑誌 Tin Tin((1974) 
に載ったまるで女の子のようにかわいらしいルネ!


ルネの教会というのは、ルネが礼拝に通っていたセントペトロネル村にあるセントペトロネルカソリック教会のこと。


Sainte-Pétronille Church

この教会は、ルネがデビュー後、家族のために購入した「船長の家」からすぐ近く。下の村の地図を見てみるとそれがよくわかりますよね。


 私は、確かに、この辺りだと思う教会に行ったのです。そして、教会は開いていたので、中に入り見学させていただいて、奥の方から出てきた、30才後半か40才前後の(同じことですね!)神父さまに会って、お話をしたんです。暑い日だったので、汗をかいていたと思われる私をかわいそうだと思ったのか、お水かジュースを持ってきてくれて、それを庭のようなところに持って行って、神父さまと座ってまた少しお話しました。何をお話ししたのか。。。ルネのことだと思うのによく覚えていません!なんていうことなのでしょう。。今考えてみると、その教会はこの教会だったのか、それとも隣村にある教会だったのか。。。どこの教会だったのか。。。ほんとうに記憶が!もし、ルネの教会であったのだとしたら、写真は撮ったのでしょうか。アルバムにあったのかしら。。。




グーグルマップのストリートビューで この教会を探してみました。外側だけなので、それを見てもまだ記憶が戻りません!これは、ルネの船長の家からストリートビューで歩いて、「この道を行くと教会へ」というサインを見て、林の中を歩いて行くと、あれま!ルネの教会が見えてきました!その感覚がとても嬉しかったです。この道を私は、自転車で走ったのでしょうか。。。このイメージは、2009年の春頃に撮られたもののようですから、1985年の7月の夏の盛りのイメージとは、とても違うのですけれど。



これは、夏に撮られた教会のイメージのようですね。中の様子が少しだけ見えます。


今は亡きお父さん、ジャンロックシマール氏がその聖歌隊の指揮を担当していて、ルネもその聖歌隊の一人でした。では、その頃の写真を見てみましょう。


 photo@marielle collection

ルネは、左端にいる聖歌隊のローブをきている男の子。デビュー前の写真だと思います。




雑誌「明星」の記事より

ネットで探しても見つけるのが難しい、教会の内部。確かに、私が行った教会にもマリア様像がありました、そして白と金色のイメージの内装。あの教会は、ここだったのでしょうか!?まだ記憶が。。。どうしてもその内部の見てみたいと思い、やっと探せたのが次の写真でした。



photo@今どこのサイトにあった写真かさがしていますので、後でクレジットをいれたいと思います。建築関係のサイトから見つけたと思うのですが。


セントペトロニル教会での室内楽コンサート

この教会は、音響に優れているという理由から、1983年の夏以来、6月から8月の間だけ、室内楽のコンサートシリーズ (全6回)が催されているそうです。83年!?と言えば、ルネがナタリーを伴って東京音楽祭のプレゼンターとして来日した年でした。そして、85年の夏に私が島を訪れていたときには、この教会では、室内楽のコンサートが催されていたのですね。。。知りませんでした!コンサートは、Société des concerts de l’Île d’Orléans (a concert society of the Island) and the Musique de chambre à Sainte-Pétronille (a chamber music association)が主催していて、室内楽のコンサートでは、国内外の有名なアーテイストも招かれるらしいです。この夏も、数日後には、スタートする予定のようです。出演予定のアーテイスト及び楽曲など、くわしくは、室内楽協会のサイトでどうぞ。


2009年にこの教会で、室内楽のコンサートをした Trio Lajoie という3人組のアーテイストの演奏風景 をyoutube で見つけましたので、教会の音響をチェックしながら、演奏をお楽しみください。教会の前の部分など少しだけですが見ることができます。なお、ピアノの演奏をしている方は、日本人アーテイストだそうです。


(セントペトロネル教会で演奏するTrio Lajoie)




教会内部にある天使のステンドグラス





(この上のリンクからこのファイルがダウンロードできるようにしましたので、どうぞ。下のリンクでは、なぜか開きません。)

RELIGIOUS PATRIMONY - Ile d'Orléans

www.iledorleans.com/stock/eng/brochure_patrimoine_ang_basse.pdf

教会についての詳しい歴史、秘蔵物などについて書かれてありますので是非読んでみてくださいね。あああ、この上の庭にようなところに教会のミニチュアのようなものが見えますね。。。なんだか記憶が少し戻ってきたような。。。この辺り覚えている気がしてきました。ここで冷たい飲み物をいただいたのでしょうか。なんだかお墓のようなものもありますけど。。。ベンチに座って木陰で飲んだのですけど。

ということで、あまりこれと言って特別なことはなかった記事ですが、ここでアップしてしまいます。今夜は、仕事を終わらせなくてはいけないので。。。(徹夜覚悟!)


 島には、たくさんの 教会がありますが、このルネの教会が一番「美しい」建物だと思いますよ。ひいき目ではなく!オルレアン島のあとは、またモントリオールへ!ここで、いろいろなことがありました!もちろん、ルネのレコードもたくさん見つけましたよ。


では、仕事に戻ります。。。(「ピアノの聴こえる道」を聴きながら。。。)


riko auckland / nekonomiminoura / しゃむねこ



10.6.12

GOLDEN ☆LIMITED ルネシマールのCD到着!


 ルネのCD 「GOLDEN ☆LIMITED ルネシマール」到着!


 photo@kasumi

 今日は、6月10日。ルネのファンにとっては、記念するべき一日となりました!ルネの日本で披露した曲を集めたルネの初めてのCDの発売日だからです。ソニーミュージックファクトリーで、購入予約していた方たちだけが実際に購入できるCDです。今日の10日には、手に届くように、送られてきた様子で、ほとんどのファンは、昨日CDを受け取ったそうです。

フェイスブックの日本のファンの方たちからぞくぞくとCD到着の第一報とそのパッケージをあけるところから、CDを聴いてみるところまでの実況をしていただいたりしていて、大興奮の一夜をすごしました。CDは、私の実家にも届いたという知らせがありましたが、悲しいかな、私は、あと10日ほど待たなければ、CDが手元に届きません。というわけで
フェイスブックでのルネ友さんたちからCDに入っていたブックレット、ルネの写真、そしてルネの曲の音の様子などの話をじっくりおききしました。今回使っているルネのCDの画像は、すべてそのルネ友さんのkasumiさん、yume さんからお借りしたものです。


それでは、画像でのルネのCDオープニングの様子を楽しんで下さいませ。


 photo@kasumi

あああ、結構大きなパッケージですね。kasumiさんは、いったい何枚CDを購入されたのでしょうか! (お聞きしていますが、ここでは、ヒミツ!)

 photo@kasumi

ルネが、ルネが、35年ぶりに、見えてきました!


photo@kasumi
 ルネの登場!なんてかわいらしかったんでしょう!
(今も、かわいらしいんですけど!)

photo@kasumi
 プラスチックカバーをあけて、帯もとりました。。。


 photo@kasumi

CDジャケット写真/ブックレット表紙

 CDジャケットの写真だと思っていたのは、中にあるブックレット(歌詞カード)の表紙も兼ねて使われているそうです。初夏のルネですねー!黄色の70年代のTシャツも緑の中ですごくマッチしています。

 photo@kasumi

Disc 1の曲目ページ

 この曲目のページを見ていると、すごく懐かしい! 懐かしいというより、胸がキューンとしてきます。楽しいときや悲しかったとき、いつもルネのこのような曲を聴いていた中学生の頃の思い出、そして日本語の歌詞の意味がちゃんと理解して歌っているようなルネの声、どんなときでも、ルネのレコードに針を落として、ルネの歌声を聴くと元気になっていた頃が、35年の時をもろともせずに、鮮明によみがえってくる気がします。みなさんの、一番好きだったルネの唄は、なんでしょうか。きっと、いろいろな場面で、マッチしていた曲があったのでしょう。


 photo@kasumi

Disc 2の曲目ページ

「去年の夏」は、ルネの変声期が始まった時期にレコーデイングされて、その声をきいて「ええええ!」と思ったことをよく覚えています。でも、不思議にその頃のルネの声もたまらなく魅力的で、好きなのですけれど。



ルネが日本で発売したシングルレコードだけではなく、4曲入りクローバーシリーズも 含まれているデイスコグラフィーのページ。 どれも、可愛らしいルネのレコードジェケット!みなさん、涙がこぼれていませんか!嬉しく切ないような涙が。。。(泣)



   photo@kasumi

Disc 1


 ミドリ色を選んで下さったとは、ちゃんと考えてくれたんですね。ソニーミュージックさん。

 photo@yume


 photo@kasumi

Disc 2 

 photo@kasumi

ルネのLPレコードのデイスコグラフィーページ

わずか2年あまりの日本での活動でしたが、ルネは、たくさんのシングル曲を歌って、LPレコードも5枚出したのだと思うと、ルネがどれだけ、頑張って日本語を覚え(暗記して)仕事をしていたのかが今更ながら、実感。ルネは、今もミドリ色の屋根は、よく覚えて口ずさめているようですが、他の曲だったら、どんな曲が口ずさめるのでしょうか。興味があります! たぶん、曲が流れたら口ずさめるのでしょう。



 photo@yume


photo@yume

ブックレットの最終ページ


 百合の花にかこまれたルネ。かわいい!と思いながらふと右下にある
「イイオトナ」という言葉に目が行きました。「イイオトナ。。。なのに何をしているんですか!?」という少しネガテイブな文章が、なぜか頭をよぎりました!子供のときは、オトナというものを想像するとまったく自分とは違う生き物という考えがありましたが、いざそのオトナと呼ばれる生き物(?)になってみるとあまりかわってないじゃないのと思うのは、私だけでしょうか。。。

 photo@kasumi
 ブックレット裏表紙の写真

ルネのスプリングコンサートからの写真のようですね。ルネ友さんのjunko sanが、この時、ルネは一体、どの曲を歌っていたのだろうかという質問をされていました。コンサートに行かれた方なら分かるのでしょうね。


 photo@yume



 photo@kasumi


 photo@kasumi



ルネ友さんたちのおかげで、まだこのCDを手にしていない私でも、CDを手にしたような感動が得られた昨晩でした。CDの画像を見せて下さり、公開しても良いとおっしゃって下さった、kasumiさん、yumeさんに大感謝です。

それから、ルネの曲をCDで聴き、その感想などを実況中継してくれたyumeさんと話していて、yumeさんの大好きなルネの曲が「愛の翼をひろげて」ということがわかりました。私ももちろん好きですが、私の親友もなぜかこの唄が一番好きで、遊びにくるといつもこの曲のレコードを二人で聴いていました。それで、この見せて下さったCDの画像を使い、CD発売の記念にルネの曲のスライドショー を作ろうということになり、完成させました。

このCDの発売を実現させて下さったすべてのルネファンに捧げます。ルネのたくさんのかわいいイメージ は、keiさんからもお借りいたしました。そしてCDの画像は、yumeさん、kasumi さんからのもの(ここで使わせていただいたもの)です。ありがとうございます!

なお、音源は、私の手元にある、オリジナルのレコードからカセットテープ、そしてさらにそれをMP3に直した「愛の翼をひろげて」なので、音質は、あまり良くないかもしれません。でもヘッドホンで聴くとルネが耳元で歌ってくれているのを実感できますよ!(当たり前ですね。。。笑) youtubeにもアップしたいと思います。


 


GOLDEN ✩LIMITED  ルネシマールCD 発売記念スライドショー

「愛の翼をひろげて ルネ♥シマール」



また、ソニーミュージックへ、メールをする機会があり、CDの発売をして下さったことの感謝、ルネの近況などと一緒に、このCDの購入予約をすることができなかったファンのためにまた購入できるチャンスを作っていただけるようにお願いいたしました。皆さんもメールや電話などで、頼んでみる価値があると思います。是非、販売を続けていただけたら嬉しいと思います。


今週は、オルレアン島その3の記事のはずでしたが、この記事と入れ替えいたします。私は、すっかり風邪をひいてしまいましたが、最悪の時期はすぎ、昨夜のルネのCD到着の知らせで少し残っていた風邪も吹っ飛んでしまう気配です。みなさんも、お体ご自愛くださいませ。ルネの唄もお薬として使えますよ!

では、また来週!

riko auckland/nekonomiminoura/しゃむねこ









4.6.12

モントリオール1985年の夏休みーその11(オルレアン島2)

オークランドは、昨日の6月1日で、正式に冬に入ったということになりました。私は、とても健康なのに風邪をひいてしまうと微熱と咳が長引くので、注意しようと思っていた矢先。。。昨日の夜から喉が痛み始め、今、一生懸命、うがいをしたり、薬をのみ、飴や蜂蜜をなめて、ひどくならないように頑張っているところです。体も冬が到来したことをちゃんとわかっているのですね。


今週もオルレアン島について書きたいと思いますが、その前に少しルネの現在のお話をいたしましょう。ルネは、今ももちろん現役でいろいろな仕事に頑張っているわけですが、現在一生懸命に準備して取り組んでいるのは、7月3日から8月の30日までの長期にわたって、ケベックの3カ所の劇場で上演予定のコメデイミュージカル ’Chantons sous la pluie’ (雨に唄えば)のためのレコーデングや、練習です。披露する歌のひとつ Bien l'bonjour’のスタジオでのレコーデイングの様子がyoutubeと le journal de quebecのサイトで公開されました。ルネが生き生きともう2人の主演の役者と(総勢の出演者は30人ぐらいだそうですが)唄っている様子は、すごくステキですよ。そして、歌も一緒に唄いだしたいぐらい楽しいです。ルネの眼鏡に注目!ルネ友さんとの間でも、この眼鏡のことでワイワイ。なぜかというと、これは、みなさんが予想されるように、「老眼鏡」リーデンググラスだからです!ルネももう51才ですからね。これも自然なことなのです。





 

’Chantons sous la pluie’ (雨に唄えば)のためのレコーデング風景


 



 さて、ルネが、bien l'bonjour! bonjour!  と唄っているのを観て、元気がでたところで、オルレアン島での時間について書いて行きたいと思います。


  85年の旅行アルバムの中に入っているオルレアン島の地図とパンフレット

先週は、ルネの住んでいた「船長の家」についてお話していましたが、その後、フェイスブックの「ルネシマール」という日本語だけでお話しするスペースで、google earthやgoogle map などでルネの家がセントペトロニルのどの辺りにあるのか(あったのか)知りたくて探していたけれど見つからなかったという話がでて、みんなで、調べる事に。「ウオーリーを探せ!」ゲームのように!そして。。。なんと!見つけたんですよ!google map のstreet viewというプログラムを使って!ルネが住んでいた頃からずっと家の前にあった家と同じ形をした郵便受けと85年に見ていた家の周りの風景が決めてでした。

ルネの「船長の家」

186 Chemin du Bout de l'Île
Sainte-Pétronille, QC G0A 4C0, Canada

このイメージは、2009年のものだそうで、たぶん春のはじめ?まだ周りの木には、まったく葉がないので、夏のイメージばかり覚えていた私も、これが、85年にみた青いペンキの船長の家だと実感するまで少し時間がかかりました。日本のルネ友さんたちの多くがオルレアン島に行ってこの家を見つけるまですごく大変だったこと、あるいは、この家を見逃してしまったことなどのお話をきいています。私も、あのイチゴキッズがいなかったらこの家を見ることは、できなかったでしょう。ということなので、このブログを見て下さっていて、これからオルレアン島に行って、是非ルネの船長の家を見たい!というルネファンのために、ここで、この家の住所を公開したいと思います。ルネとこの家がまだ関係しているとしたら、公開は控えますが、現在は、関係のない方の所有となっているようなので、大丈夫だと思います。訪れる方は、現在住まわれている方のご迷惑にならないように十分気をつけてくださいね。




facebookでのケベックナタリーの大ファン友のジョニー君が見せてくれた2006年7月27日に撮った「船長の家」。周りのミドリの木があるのとないのでは、まったく雰囲気がちがいますよね。



島に行くことがむずかしいけれども、是非、散歩感覚でルネが日本デビューの頃に住んでいた家のまわりを歩いてみたいという方は、google map にこのアドレスをコピーして、サテライトで見て下さい。そうすると黄色の人間アイコンが左上にでますので、そのアイコンをクリックしてサテライトの地図上に飛び出させます。そしてストリートビューに買えるとこの船長の家をみることができますよ。振り返って、すこし進むとケベックシテイが見える海辺の通りも良さそうです。ルネは、教会に行くときに、その辺を歩いたのですから!

ルネの家族は、ルネが生まれたチクテイミからこの島へ来て、最初に暮らした「白い家」という家もあったことは、先週書きましたが、この白い家もケベックのファンのシルビアさんのアドバイスで見つけることができました!(家人からルネのストーカーは、やめてルネをほっておいてあげたほうがいい!とよくいわれていますが、私は、ストーカーではありませんので!笑)


ルネの「白い家」
204 Chemin du Bout de l'Île 
Sainte-Pétronille, QC G0A 4C0, Canada

この「白い家」は、「船長の家」の前の通りを十分くらい(とシルビアさんは、言っていました。)先に(歩いて)先に進んで、曲がり角を左にまがるとそのすぐ近くの右がわに見ることができます。サテライトの地図があるのでよくわかると思います。ということは、ルネがデビューするまでこの家にいて、まもなく「船長の家」を購入したのでしたが、この2つの家は、とても近かったことがわかります。

ブログ「ミドリ色の屋根は永遠に」のkeiさんのお話では、ルネのドキュメンタリー映画「普通の子供」の中に、ルネ一家が教会にでかけた帰り道でこの船長の家が売りに出ていたのを見て、購入したいと願っていて、ルネのデビューが成功した後に、とうとう購入することができ、ルネが売り家のサインを投げ捨てるシーンがあると言われていました。まさしくルネが通っていた教会に行くためには、今通ってきた道をもどり、船長の家の前をとおり、少し行くと、教会へ続く林の道が右がわにあります。「うーん、そうだったのか!」と、また中学生のあの頃にもどってうなずく私がいます。私だけではなくて、フェイスブックのルネ友さんも同じようなリアクションでした!同じ気持ちをおなじように分かち合えるルネ友さん達がいるということは、どんなに楽しく嬉しいことでしょうか。


youtubeで、トロントのルネのファン、caseyさんがアップしている「普通の子供」があります。その11がファイナルですが、そこにルネが「船長の家」を購入して、家族とともにやってきて、売り家のサインを家からはずすルネの姿を見ることができます。また、最後にルネが「普通の子供」を英語で唄っているのが聴けますよ。





 さ、では、次に1985年の夏に私が探したところは、ルネの小学校でした。これは、どのように探したのか覚えていませんが、ストリートビューで見てみると、オルレアン島橋をわたって、すぐのところにあって分かりやすいところで、まさしく「学校!」という建物でしたから、ルネの家を探すほど大変ではなかったと思います。

ルネの通ったセントペトロネルの小学校(1985年7月)  日本に置いてある旅行のアルバムにある写真です。


私が訪問した当時、この建物は、もう小学校の様子はなく、幼児を預かるデイケアセンターとして使われていたのです。夏休みだったから、小学校というイメージがなかったのかも?といわれると自信がありませんが、中に入って見学もさせてもらったのですが、ルネの学校の記事によく使われていた2階の教室に上がっても、教室っぽくなかったという記憶があります。掃除のためにきれいに室内が片付けられていた?でも、そこにいた先生とも話した記憶があって、もう小学校としては使われていないという話を覚えているのです。うーん、本当のところはどうだったのか。。。この写真をよく見てみると、階段の下のところに子供かその世話をしていた大人/先生?の姿が見えます。たくさんの幼児たちが、階段の下の入り口をはいった部屋で遊んでいました。

 
 雑誌の付録?としてついていたと思うルネのポスター。小学校の2階の窓っぽいですよね。大好きなルネのポスターの一つです。(1975年)


 photo@kei ミドリ色の屋根は永遠に〜ルネシマールに首ったけ

そしてこれが雑誌「明星」に載った1975年のルネとセントペトロニル公立学校。記事には、ルネがこの学校の8年生と書かれています。BC州での学年の進み方は、アメリカ式と同じで、8年生と言えば、日本で言う中学生なので小学校とお別れし、中学校に行ってました。ルネの住んでいたこの島には、中学校や高校にあたる学校がなかったのかもしれませんね。だから8年生でもこの学校に通っていたのかもしれません。ケベック州でも他の英語圏の州とおなじシステムだったらの話ですけれど。基本は、日本と同じ。


日本の学校のシステムは、戦後アメリカがやってきて教育制度も変えたので、それからはずっとアメリカと同じシステム、そしてカナダもにたようなもの。英連邦の国なのに、アメリアと同じようなシステムをつかっているカナダとは違って、私の住むニュージーランドは、大学も含めてイギリス式です。だから5才から小学校に入学(これは、カナダでもおなじかも)、インターミデアットと呼ばれる小学校5、6年が別に行く学校がある場合には、そこを経由して、セカンダリー(シニアとは言わないのです)と呼ばれる高校にあたる学校に進学します。たいていの場合は、小学校で11、12才まで勉強し、そのあとの5年間は、セカンダリーの高校で勉強するという感じ。中学と高校を合わせたようなシステムですね。そして、ハイスクールと名前がついている学校もありますが、たいていは、カレッジという名前がついてしまっているので、日本の人は、こちらの高校生を大学生だと勘違いしてしまうことが多いのです。「若いのに、もう大学生ですごいわねー!」という声がよく聞かれます。学年もグレード(grade)とは呼ばず、イヤー(year)と呼ばれます。1年生が5才ですから、小学校が終わるのが8年生、カレッジに入るのが、9年生からということになります。

つい、よけいな話になりました!さて、またルネが窓から外を見ているポスターの話へと戻ります。この写真が撮られたのと同じ時に、上のポスターの写真も撮られたということが、ルネのピーナッツの写真と赤いスカーフでわかりますね。そして、ルネが窓を開けているのは、やはり、窓枠が白の2階の窓。85年の写真でも建物は、ほとんどかわっていませんね。ただ電柱が取り除かれていて、その近くに2階へ上がる階段が取り付けられています。



 photo@シャンタル博士コレクション(Chantal Mandeville)

75年のケベックの雑誌 Perspectives のルネの記事。Passion Rene Nathalie et Regis Simardのジゼルさんの話によると、すべて同じ日に取材されたものらしいということです。だからルネのファッションは、同じなのですね。そしてこのファッションは日本でもおなじみのものでした。

 photo@Rene et Nathalie Simard les enfants cheris du show-buzz 
by Danielle et Claudine Bachand (1983) p25

71か72年頃の学校でのルネ。オルレアン島の後、モントリオールに戻り、落ち着いた頃、モントリオールの本屋さんでこの本を見つけ、購入したものです。この写真は、「普通の子供」(1972)のレコードのジャケットに使われたそうです。

ケベックのルネの大ファンのマリエルさんが、この写真にとても似ている画像のカラー版をシェアしてくれたのでそれをお借りしました。下にあるのがその画像。ルネがすごくかわいらしい。

  photo@passion simard

3つ年下の弟、ジャンロジャー、1つ上の兄、レジス、ルネ、お父さんのジャンロックに付き添われて学校に登校する途中のような画像ですね。本当はどこに行くところでしょうか。

そして「ウオーリーを探せ!」で、この学校をストリートビューで発見したのは、「ミドリ色の屋根は永遠に」のkeiさんでした!そしてアドレスを教えていただいた後で、私も発見。下にあるのは、サテライトの地図といっしょにスクリーンショットで撮った写真です。
 google map ストリートビューでのルネの通った学校
アドレスは 、104 Chemin du Bout de l'Île, Sainte-Pétronille, QC, Canada

この画像は、2009年のものだそうです。これを見ると、昔の建物と同じとはわかりますが、ずいぶん、いろいろなものがかわっているようです。現在は、セントペトロニル村のコミュニテイセンター として使われているようです。




 セントペトロネル村ニューズレター(広報紙)

これは、村の役場サイトからダウンロードできる村の広報紙。その一番上につかわれている広報紙のレターヘッド的なものの中に、この学校だった建物、そしてルネの通った教会、そしてルネの住んでいた「船長の家」の写真も、何気なく載っています。


セントペトロネル 村役場

村役場の業務も、もとの学校の建物でしているのだとばかり思っていましたが、役場としての建物は、別にありました。それも学校の建物だったところのすぐ後ろに。


 サテライトマップで見たセントペトロネル村

ミドリの矢印は、ルネがお隣といわれる家のプールであそんでいた その家を「ウオーリーを探せ!」で見つけようとしていたとき、これかな?と思ったプールに矢印がついてしまいました!


 「セントペトロネル村ルネファンマップ」

 ダウンロードした散歩コースに少し手を加えてルネファンのための「セントペトロネル村ルネファンマップ」を作成してみました!日本からわざわざ島に行っても、ルネが関わった場所を見落とすことがないように利用して下さったら嬉しいです。この地図やストリートビューやサテライトでこの付近を見てみると、ルネの2つの家から、教会、学校などは、やはりそんなに離れていなかったことがわかります。今、このような地図があれば、迷うことなく、ルネに関わる場所を全部見る事ができたのに!と思うと本当に残念!

この地図を見て、ルネの大好きなHoraito Walker という通りに気がつくと思います。これは、ルネのドキュメンタリー映画「普通の子供」の最初に、レジスと凍ったセントローレンス川の端で遊ぶルネの姿がありますが、最近のインタビューで、あまり他の人に知られていない場所で好きな所は?という質問に、ルネは、このHoraito Walkerの通りのことを話しています。「この道をずっと歩くと、セントローレンス川のビーチに続いていて とても美しいところだ」と言っています。
 
Horaito Walker (May 12, 1858 – September 27, 1938)は、トロント生まれの有名な画家で、セントペトロネル村に移り住み、ここで、生涯を終えるまで絵を描いていたそうです。この画家の名前をとってつけられたのがルネの話しているRue (street) Horaito Walkerの通り(というより、道)です。私が島を訪れたときには、この通りは自転車で走らなかったと思うので、またストリートビューで歩いてみることにしました。果たしてルネの大好きな道というのは、どんなところか!

 これが、Horaito Walker Street ( Rue Horaito Walker) です。上は、セントローレンス川のビーチに続く方向を歩いたところ。もう少し行くと、道がなくなり、ビーチがはじまります。
そして下の画像は、そこから、後ろを振り向いてみる事ができる風景。遠くに、ケベックシテイが見えますね。

 photo@Marielle collection
セントローレンス川のビーチ(岸辺)のルネ。この辺りは、背後にケベックシテイが見えるので、おそらくルネの船長の家の近くにある場所。Rue Horaito Walker の通りではないと思います。


セントペトロネル教会についても書こうと思っていたのに、もうすごく長い記事になっていますから、そろそろ終わりにしましょう。でも、最後に、ルネがHoraito Walkerについて話している同じインタビュー記事からのオルレアン島に関するルネのお話を紹介いたしましょう。





Q:ルネの大好きな場所は?
ルネ: 「モンモラシーの滝の一番上に行って、オルレアン島から伸びるオルレアン島橋をみる事が好き。冬には、よくこの(凍った)滝に行って、滝の底にある凍ったところで滑って遊びました。」

 冬だったら、モンモラシーの滝の一番上からみるオルレアン島橋は、こんな感じだったのでしょうね。

youtubeで凍結したモンモラシーの滝で、滑って遊んでいる高校生ぐらいの子供たち?のビデオを見つけました。この子たちがすべっているのは、アイスピックをもって、滑りすぎないように注意していますが、BC州そしてカナダの冬に雪遊びの最中、よく耳にした言葉は、"tobogganing"。日本ではまず聞いた事がない英語でした。 そりのようなものに乗ってすべることをさすのですが、カナダのエスキモーやインデアンの言葉に起源があるそうです。BC州での冬もそれは、それはおとぎの国にいるような風景が広がっていて、夜になると車が来ない坂道へ行って、このtobogganingをしていました。凍るような空気の中でもとても楽しかったです。そしてそのあとに家の暖炉の前でいただいたチョコレートドリンクがたまらなくおいしかった!ルネもきっとこんな寒さと楽しさ、暖かさとおいしさの懐かしい冬の思い出をたくさん持っているのでしょう。







Q:オルレアン島で好きなところは?
ルネ:セントペトロネル村です。この村は、ぼくがチクテイミから越してきて住んだところです。10代の頃と家族と一緒に過ごした思い出深い場所です。

また、ナタリーの大ファンのジョセフくんが最近読んだルネの別のインタビュー記事についてこんな事を教えてくれました。

"In the last René's interview (Allô-Vedettes magazine) he said something very charming. He said when he was young and lived on the Island the family lived next to the boat platform where visitors arrived each Sunday. Then the whole family came out on the balcony and began to sing. He said that people called them "the singing family". Love that story".

訳: 


ルネの最近のAllo-Vedettesの雑誌のインタビューで、ルネはすごくチャーミングなことを話していました。「まだ、デビューする前、島で家族と住んでいたとき、毎週日曜日に観光客が到着する船着き場の近くに住んでいました。( 船着き場に近い、白い家のことでしょう)そして観光客が到着する度に、家族みんなで、バルコニーにでて歌を歌い始めるんです。だから観光客の人たちから、「唄う家族」と呼ばれていたんです。」僕は、このストーリーがとても素敵だと思いましたよ。

オルレアン島についての記事を書いている時期に、ルネもオルレアン島について話していたとは偶然でも嬉しく思います。そして、やはり、今でも忘れられない大切な家族との思い出でがたくさんオルレアン島にはつまっているのだと言うことも知ることができて良かったです。




photo@Marielle collection

le journal de quebecには、インタビューの始まる前にルネの最近の活躍についてこんなことが書かれてあります。

チクーテイミ出身のルネシマールは、オルレアン島のセントペトロネルで、少年時代と青年時代の一部分を過ごしました。ルネは、この夏に開かれるjust for laughs festival (コメデイフェステイバル)でミュージカル「雨に唄えば」に出演します。そして秋には、L'Ecuyerがホストをつとめるcbcの歌番組にも出演する事が決まって大活躍です。

また、歌手でもあり、デイレクターでもあるルネは、奥さんのマリージョセの勧めで、ケベックオーラリストスクールの基金集めのスポークスマンになることを決めました。この学校は、聴覚障害を持つ子供たちが手話を使わず、リップリーデングと声を出して学ぶ学校で、この基金集めは、これから5年間の予定で行われる予定とのこと。

またルネは、ここで、自分の好きな他のいろいろな場所、たとえばレストランなどについてインタビューに答えていますから、ルネがどんなことを言っているのかまた紹介いたしますね。

 次回は、セントペトロネル教会について、そしてオルレアン島ともお別れです。もう予想されていると思いますが、もちろんストリートビューで、この教会も探してありますよ! 私が、見つけた教会とは、はたして、このセントペトロネル教会だったのか、それとも全く違う教会だったのか。。。次回までよく考えておきます。教会の中を見た事、そして結構若めの神父さまが出てきて、飲み物をくれたこと、二人で庭でお話したことは今もよく覚えているのですが。。。なには、ともあれ長くなりすぎ!ですから、次回をお楽しみに。


Photo@Marielle collection