第29回授賞式は、9月14日、Place des ArtsのMaisonneuveシアターで行われ、CBC テレビで生中継されます。 (source:René Simard sera de retour à l'animation des prix Gémeaux le 14 septembre prochain! http://bit.ly/1rfUCWe)
17 year-old Quebec heart throb Rene Simard talks about his popularity
and learning English. Producer Alan Thicke and interviewer Peter Gzowski
interject.
ルネ:Ah...No. No, because I began really...well younger than I am. Now... haha...
えーと。。いいえ。 だってボクは。。。今より若かった頃に(仕事を)始めたし。。
G: Hahaha, most people did!
あはは!ほとんどの人は、そうだよね!(笑)
ルネ:I was nine when I began, now I am seventeen. And so maybe at the beginning, a little difficult. But I haven't been forced at all by my parents. My parents..." Hey, you gonna go sing!" no, never. but..ah.. never missed private life, never. I don't think so.
ボクが(仕事を)始めたのは、9才の時で、今は、17才。そして。。。だから、たぶん最初の頃は少し大変だったと思う。でも両親に仕事を強制的にやらされたことはありません。ボクの両親は。。。「お前、歌の仕事をするんだよ!」なあんていうようなことを言うような人たちじゃないんです。ほんとに。だから、えーと。。。プライベートライフを恋しがるようなことは全くありません。 全く。恋しがっているなんて、そんなこと思いません。
G: What's about the change in languages you almost had to change?
ルネ:Oh, that's my CBC translator! hahaha... "Hello, there! How about you?" Hahaha...
ああ、ボクのCBCテレビの通訳が登場しました! 「こんにちは、みなさん。みなさん はどう?」(ルネは発音や舌の使い方に気をつけて大げさに英語での挨拶やよく使うフレーズを練習しているような様子です)あはは。。。
T: langue, la tongue, la tongue
言葉だよ、舌、舌(フランス語と英語まじりのフランス語で、言葉、舌などとthickeがルネに教えています。)
*(la) langue フランス語で舌、言語の意味、la tongueは、フランス語のようにlaをつけて、英語のtonuge(舌)と言っているのだと思います。
ルネ:la tongue! This!? ok...ah...the the ...
舌? ああ、これね!(自分の舌を触って見せながら) (話していたことは)なんでしたっけ?
G: the change (言葉の)変化
ルネ:oh, the change! well... first of all, you know, English is not my langauge, I speak French.
and … Yeah it's true! you don't believe it? ...but it was a little difficult, you know, at the beginning.
あ!、そうでした。言葉の変化でしたね。えーと。。。先ず、ご存知だと思いますが、英語はボクの言語(母国語)ではないんですよ。(観客が笑っているので観客に向かって)そうなんだよ!信じないの? でも。。。分かると思いますが、少し大変でした、最初は。
I went to Los Angels for two years and took two months there ... Berlitz... you know...English talking..."THIS IS A CAT!" oh well this is a cat if you say so, you know. But I learned dancing and everything, you know. Ah... took me two months about....and but...it went ok, you know. I don't...I am not saying that...you know...i dont think i've (n) ever had the trouble with the English language.
T: He hasn't learned hundreds. He has learned thousands and millions. He doesn't know little numbers.
ルネは、100単位の数字なんて知らないんですよ。だってもっと大きな数字、1000単位とか億単位の数字しか知らない。ルネは、小さな数字なんて知らないんです。*(ルネは、たくさんの収入があるので、大きな数字はわかるけど、小さな数字(収入)には関わりがないから、知らないのだ。。。。というような意味の冗談を言っています。)
ルネ:I hate talking about money... お金のことを話すのなんて 大嫌いだ。。。*(ルネは本当にお金のことを話すのなんていやだという表情と話し方をしていますね。)
source: Passion Simard
G: What language do you swearing? ルネが良くない言葉で何か/だれかのことを、ののしったり(毒ついたり)する時には、どっちの言葉を使うのかな?
ルネ:Ohh.. that's what you meant? あああ、(今まで話していた事は)そういうことだったの?
T: Nooo, that is part 2, the test! あああ、ちがうんだよ。この質問は、テストの2番目の質問だよ。
ルネ:I don't swear...you know.. in French!
ボクは、ののしる言葉なんて、フランス語でも言わないよ!
T: Rene----! ルネーー!(そんなことないでしょう!)
ルネ:No!! Really!! you know. 本当だよ、ほんとうなの!
T: Do you believe that!!!? (観客に向かって)みなさん、ルネの言っていることが信じられますか?(できませんよね!)
ルネ:I don't say any bad words! ha? ほんとうに、どんな悪い言葉もボクは言ったことがないんですよ。
T: Cross your heart! (ルネ、)胸に十字架を描いて(神に誓って)、本当のことを言ってごらんよ。
ルネ:Cross...? No, I don't have to. Because I've never, you know..., said any bad words about anything, you know. But it's funny because.....oh cause... (making funny noise!)... no, but..no, no, but it's funny, sometimes I say things in English, not swear words, but in French if I say that in French, it sounds bad. But English for me, it's not the same thing. I don't think you can understand me. I say things like ...sometimes my mother talks to me and she says something..., " Rene go and put the trash outside". I said, "Okay, I'll go", and then I say a word in English about she doesn't understand me...ahahaha...
T: He doesn't think he's swearing because they don't understand. That's (what he's saying...)
ああ、そうなんだ。じゃあ、ルネは、他の人が理解できないから、自分がののしる言葉を使っても、使っていないって考えてるってことなんだ。。。へえー。。笑
ルネ:No, no, no, no, I don't say real bad words, no! I can't. I can't...It's ...it's funny...
ちがうよー!本当に悪い言葉なんてボクは使わないんだよ。使えないんだ。。。使えない。不思議なんだけど。。。
No, don't laugh...ohhh ..you look... Com' on laugh! laugh!
(Gに向かって)ああ、笑わないでよ。。。あああ。。。その顔!わかったよ。。笑っていいよ、笑ってよ!
G: Nobody has ever not said a few naughty words?
今までに、ルネに不謹慎な言葉を言った人もだれもいないっていうこと?
ルネ:well... えーと。。。
T: I've never heard him swearing honestly...either languages.
とにかく、ボクは、ルネがののしる言葉や悪い言葉を使っているのを聞いたことがないんだ。フランス語でも英語でもね。
T: No...I'm teaching him some. ほんとなんだ。でもボクがそのうち、ルネに教えてあげようと思っているのさ。
T: few innovation for the show next year. これは、来年のルネシマールショーでの新しい試みになるだろうね。
G: Rene Simard says (....) ! oops..
ルネシマールが言います。。。(ののしる言葉を。。。)!あああ
ルネ:I didn't say word! (ルネが口パクでののしる言葉をつかったようですが。。)おっと、ボクは今何も言わなかったよ!
G: I didn't know.. no, no... (だいじょうぶ)ボクもわからなかったから。
ルネ:No, no, no... ほんとうに言ってなかったんだからね。。
G: What language do you praying? (次の質問)
ルネがお祈りする時には、どっちの言葉でするの?
ルネ:I pray in French. I do my my prayer...my prayer?.. (G: prayers) prayers every night.
No, Don't laugh about it. I'm really serious about it. You know I pray God to give me health, show business, everything goes well, keep my family together, ... and I hear someone laughing over... like that... But you know I don't sermon like... "Come in, talk about God..." No, but I do my prayer every night, and....if I don't do my prayer, I won't sleep. It's funny.... ha ha ha...!
G: I'm feeling a little ... but I asked you those in a wrong order. Because all those three things meant to be...among bilingual people, things are really signal the first language. It is count, swear and pray. And by ending up on pray...I got them giggling... and then... I shouldn't have. So, let's go back to swearing.
これは、昨年の9月9日に出演したテレビのトークショー'Alors on Jase!'からのルネです。ここでルネは、お天気のことや、自分の好きな植物の世話のことなどを話したそうです。ルネが話題にした好きな植物とは、「エンジェルストランペット」これは、「キダチチョウセンアサガオ」属「ナス」科のひとつだそうです。「エンジェルストランペット」というのは、園芸名。花言葉は、愛敬、偽りの魅力、変装、愛嬌。「愛敬、愛嬌」などは、
ルネにぴったりな言葉ですね。ニュージーランドでもこの植物が野生としていたるところで見られます。毒性があるので注意が必要なんですけど!ルネは、どのようにこの植物を扱っているのか気になります。番組では、どのようなことを話したのかも。
そ
れでは、記事についての話にまた戻ります。ケベックのファンの何人かと、この記事をどう思ったか聞いたところ、Rene is in
peace.
(ルネは、今とても穏やかだ、穏やかに人生を過ごしているのだ)と言っていたのがとても心に残ります。それは、私にとっても、facebookの日本のル
ネファンの間でも同じく感じたことでした。そしてそのケベックのファンは、ルネの言っていることを読んでいて、自分のこれまでとこれからの人生のことにつ
いて考えた時、とても励まされるということでした。自分自身に対して失った自信をもう一度取り戻せるように思うと。
テーンエイジャー時代のルネ。そのルネには、今も人一倍の興味を持ち続けています。あの頃、そのルネの活躍をどれほど知りたいと思い、想像していたことでしょう。今では、ルネがその頃何をどのようにしていたのかをネットによって知ることができますが、その当時のルネのことは、日本に残された私たちファンにはほとんど伝わって来ませんでした。知ることができたことは、アルファレコードが作っていたルネのファンクラブ、メープルメイツからの会報や新聞などでアメリカ進出をするためロサンゼルスで英語やダンスのレッスンにがんばっているルネの話題や、まだ あのなつかしいおかっぱのヘアスタイルをしているけれども、幾分身長が伸びた20世紀フォックス社の前で撮られたルネの画像がありました。そして最後の会誌となった総集編では、髪の毛を短くしたルネの姿があり、ほんとうにびっくりというより嬉しい大ショック!を感じました。では、そのメープルメイツの会誌 No.4の懐かしいルネの画像を見て行きましょう。(source: maple mates no.4 my own)
The Merf Griffin Show は、20世紀フォックス社で制作されていたトークショー。ルネは、この番組に1977年4月19日にゲスト出演しています。画像はこの時のものではなくて、たぶん1976年の5月のショーだと思います。「20世紀フォックス社との契約は、1976年5月から1978年の5月まで」でした。(source:p75 Rene Simard signe avec 20th Century Fox, Rene Simard Magazine)
ファンクラブがまったく 停止した後は、何も分からないという状況。有志が集まってルネのファンクラブを自分たちで始めたけれど、集められた情報はそれほど多くありませんでした。少し後で、ルネの英語の曲が混じったアルバム、'Fernando' (1976)と初めての英語だけの曲で制作された‘Never know the reason why’(1977)から録音したカセットテープをを東京音楽祭の事務局の関係者で個人的にルネが好きで、この二つのレコードをもっていた方から手に入れて、大興奮! 変声期を迎え不思議だけれど魅力的なルネの声、それでもとても懐かしく胸がジーンとしました。そして、ルネが英語の歌を歌っている、そしてフランス語ではないので、すぐに歌詞の内容が分かるという嬉しさもあり、何度も聴いて、ルネを想い涙をこぼしていました。そのテープをみんなで回し合って感激をシェアしていたものです。突然引き離され(というような気分で)、その後まもなくテイーンエイジャーに成長していたルネの様子をほとんど何も分からずにいた日本のルネファンにとって、このあたりの時期は、暗闇の中、一番悲しい時だったのではないかと思います。
気になっていた本というのは、'René Angélil: The Making of Celine Dion: The Unauthorised Biography' 著者は、Jean Beaunoyer とJean Beaulne. Jean Beaunoyerは、作家、ジャーナリスト、そしてJean Beaulneは、アンジェリルと12年もの間、the Baronetsという3人組のグループで一緒に歌をうたって仕事をしていた人です。その親しい間柄ゆえにルネと会う以前のアンジェリルについて、セリーヌデイオンに出会い、彼女を世界的なアーテイストに育て上げた過程について知っていることを元に、アンジェリルについて、ジャーナリストである Jean Beaunoyerと共に書き上げた本のようです。ただし、the unauthorised biographyとあるように、ルネアンジェリル本人のお墨付きまたは、頼まれて書いたバイオグラフィーではありません。
Les Baronets - Je suis fou
The Baronets時代のアンジェリルは、向かって左。右端にいるのが、著者のJean Beauln。
”Guy, it's now or never". " We've got to think big! Even Sinatra is crazy about Rene. We've go to try the states right away. The kid is hot everywhere!"
(ref: p120 'René Angélil: The Making of Celine Dion: The Unauthorised Biography')
ビートルズとエルビスプレスリーよりも人気があるということ、そして東京音楽祭でシナトラ賞を獲得したので、シナトラがルネの後見人であるという2つの触れ込みで、ルネは、全米に将来が期待されたシンガーとして宣伝されて行くことになったようです。ただし、シナトラがルネの後見人として触れ込んだことについて「ルネにトロフィーを渡しただけのこと」と 著者が言っていることが気になります。シナトラ賞をルネに送ろうと思ったのは、シナトラ自身だったとは思いますが、音楽祭の後、シナトラがルネのアメリカ進出のために何かをしてくれたという事実は、当時の日本の雑誌の記事でわずかに触れられている以外に、私が今まで読んできた英語またはフランス語の記録としては見当たりません。シナトラの名前は、ルネのステータスを上げるために使われたように思えます。このビートルズとプレスリーよりも人気、シナトラにも見込まれたという話は、'time' や'wall street journal' だけではなく、後になってもルネのプロフィールを紹介する雑誌や新聞記事ではかならずと言っていいほど繰り返されています。
このようなアンジェリルの話の様子を見られるのが、Million Dollar Babyというビデオです。ルネが東京音楽祭でグランプリとシナトラ賞を獲得する様子からスタート、それからルネがカナダ全体では知られていないけれど、フランス語圏であるケベックでのレコードの売り上げと人気のすごさ、そして日本での人気について話しています。
「夢や期待は大きく持て! ルネの才能を高く評価して売り込め!」というような考えを持つアンジェリル(とgc)は、ニューヨークに行って、ルネに関心を持ち始めていた CBSレコードインターナショナル と契約を結ぼうとしました。CBSの代表者とミーテイングの約束を取り付け、ニューヨーク市内の高級で品の高いTwenty-One Club ( レストラン)での話し合いが実現。(chap7 Celine)アンジェリルの希望で、その契約の話し合いに雇われたルネ側の弁護士は、ビートルズのニューヨークでの弁護士 Walter Hafordという人だったそうです。(p120 Rene Angelil: Making Celine Dion) この場でも話をしていたのは英語が流暢だったアンジェリル。そして高額な契約料を請求することでルネの価値をCBSに印象づけられると考え、一億円以下では契約をしないと言い切った。。。CBS側は、契約を検討すると言い残してレストランを出たそうですが、結局はその後CBS側からはなんの返事もなく、ビートルズの弁護士であるHaford自身や、gcとアンジェリルが何度も電話しても返事がなかったという結果に終わり、契約を結ぶのはついに失敗ということに。
アメリカでは無名だったルネに対して、一億円以下では契約を結ばないという姿勢は、世界的な多くのアーテイストと契約があり、仕事のやり方も洗練されていたCBS側にとっては、いかに無茶苦茶で馬鹿げた話であり、そのような状況を理解していなかったアンジェリルとgcは、マネージャーとしての能力と判断に欠けていたのだと本の中で厳しく批判しています。(p121 Rene Angelil: Making Celine Dion/ chap7 Celine:the authorised biography of celine dion)
source:Rene Simard magazine (my own)
この十代のルネに会いたかったと思わせる一枚!
「この契約が失敗に終わったことで、ルネの全米進出の夢の可能性は消えてしまった。ルネが国際的なスター、パフォーマーとしてその人生を生きるチャンスは終わってしまった。けれども、(マネージャーたちの二人が)CBSに対してもっと適切なアプローチで契約を結び、またアメリカ的なやり方、売り出し方、国際的なマーケットについての理解がもっとできていたら、ルネは全米やもっと国際的な舞台で活躍ができたことだろう。」ともこの本の著者 Jean Beaulnは、言っています。(p120 Rene Angelil: Making Celine Dion) また、先出のもう一つの本、Celine the authorised biographyの著者も、同じようなことを書いています。