31.3.14
「僕の笑顔、それは、僕を守ってくれるもの」前編
ルネは、元気です!すこしふっくらしたルネですが、ルネの明るくて親密さのある笑顔と誠意がこもっているお話はいつもどおりです。これは、9月からスタートする3回目のシーズンとなる家族対抗歌合戦的な番組 Un air de familleについてお話しているルネ。ルネは、出場する家族への歌やステージでのアドバイス、ステージの設定、進行など、番組の制作に関わっています。un air de famille を制作しているICI Radio-Canada Televisionのfacebook にシェアされているビデオです。リンクをクリックするとルネに会えますよ。1分43秒の間ルネがフランス語でお話しています。facebookでルネのファンページ Passion Rene Nathalie et Regis Simard をしてくださっているケベックのジゼルさんがルネの言っていることを要約してくれたので、それを日本語にしてみます。
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「un air de familleの3度目のシーズンの準備は好調です。出場家族のオーデイションも始まっています。前回までの番組の編成ややり方とは、少し変わることもあ りますが、あまり大きな変化はありません。un air de familleの番組は、(いろいろな意味で)’ラブストーリー’です。(ルネと一緒にこの番組の仕事をしている人たちのことを話しています。)そしてル ネは、最後に、「9月からまたスタートするun air de familleの番組でお会いしましょう!」と言っています。
** ** ** Thanks to Gisele, Passion Rene Nathalie et Regis Simard!
みなさま、お久しぶりでした。やっと腰を落ち着けてこのブログを再開する時期がやって来ました。最後にアップした記事は、ルネのcdの発売のニュースについて。その日付は、2013年、4月6日でした。あとわずかで1年が経とうとしています。
その後に続く2013年は、私とニュージーランドと日本の家族にとって、深い悲しみと大きな驚きの連続となりました。このブログでも幾度か、ニュージーランドでの義母のことをお話していたかもしれませんが、2011年の手術以来、それまで楽しんで来た娘のような大きなラブラドール犬との一人暮らしができなくなり、その家に帰ることなく手術をした病院からオークランドの私たちの近くの場所に越してくることになりました。2年ほどのオークランドでの暮らしは、昨年の4月11日に終わりを告げ、義母は永眠いたしました。それは、ルネのcdが発売されたニュースをブログにアップした4月6日から約一週間後のこと。その後、オークランドでの葬儀、母が暮らしていた街でのお別れ会が終わったのが5月の中旬でした。義母は、私にとって、1994年の2月にニュージーランドに住むことになってからの19年間、こちらでの母、友人、仕事や人生の先輩として泣き笑いを共にしたかけがえのない素晴らしい女性でした。
その数ヶ月後には、今度は日本の母の新たな手術が必要という知らせが届き、大きな手術になるということで、9月末からクリスマス直前までの約3ヶ月間、仕事をお休みして日本に行くことになり、母が入院する直前から退院して家での生活がきちんと落ち着くまでのサポートをしてまいりました。おかげさまで、母の術後の様子は順調で、主夫として私の特訓を受けた父とともにまた騒がしく楽しい毎日を過ごすことができるようになりました。
ブログの再開は、すこし遅れましたが、フェイスブックでのルネファンの方たち、そしてそのファンのお友達のお友達との交流は、日本滞在中も続いて心配な毎日でしたが楽しいお話やお祈りを通して励まされました。心より感謝しています。ありがとうございました。
2013年は、私には、チャレンジの1年となりましたが、その間、父親が入院、そして亡くなっている経験を持つルネのことも絶えず考えていたように思います。こういう経験は、ルネでなくてもだれにでも起こっている経験ですが、「ルネは、どんな気持ちであったのだろう、どのように悲しみと向き合ったのだろう」というようなことを考えていた私でした。ルネの心の中にも、どれほど言葉を尽くしても尽くし足りない気持ち、悔やんだこと、葛藤、そして思い出があとからあとから溢れてきたのだと思います。そして、それは、だれにもわからない。自分との心の中の対話、そしてお別れ。
それでは、ブログ再開の最初の記事です。何について書きたいかと常に自分に問いかけていて、これは書きたい、これはきっとルネファンの方も興味があるだろうということを心がけていますが、今回の記事は、3月15日発売の雑誌 Allô Vedettes の中でのルネの記事の内容です。
記事のキャプションは、「僕の笑顔、それは僕を守ってくれるもの、ルネがそのことを語ります。」とありました。なんだか、ルネの人生について私が想像していたことについて、そして私自身が置かれた状況を思う時、胸をドンとつかれた気持ちになりました。それで、その記事に書かれていたことをフランス語から英語に訳してみようと思いました。ここに書くのは、その英語を日本語にしたものです。ルネが直接言っているものを青文字で、そして雑誌の記者が言っているものをミドリの文字で記述します。ルネが直接言っていること、そして記者がルネと話した上でルネのことを書いているという2つの内容が一緒に書かれているような記事、そのうえ、私の迷訳ということで、すこし読みにくいと思いますが、それでも興味深い内容だと思います。
チャ イルドスター:「僕は寂しかった」70年代からルネは、私たちの目の前で成長してきたけれど、ルネの中でおこっていた精神的な変化を知ることはできません でした。繊細な少年だったルネは、53才という年齢になり、自分がこれから何をしたいのか何をしたくないのかがよくわかるようになりました。
「人生では、どんなことも永遠に続くことはないのだから、僕たちは、今この瞬間を楽しまなくてはいけない」とルネは言います。このような人生への考え方をルネは、子供時代から学びました。ルネは、多くのファンや一般の人たちから愛されましたが、テイーンエイジャーになるとそれが一夜にして終わってしまうというような経験をしました。そして現在、ルネは「その経験をしたことを以前よりももっと有り難いことだと考えるようになった」そうです。
ルネは、昔のことを懐かしがったり、後悔したりはしていません。そうできるのは、ルネが人生をポジテイブで明るく考え、見るという姿勢があり、人生がこれまで以上にいいものになると常に期待を持って生きているからです。
けれども、ルネは、国際舞台での人気が下がった後では、もうそのような人気が欲しいという気持ちは無くなりました。皆の注目の的になるということは、ルネにとってはあまり価値のあることではなくなりました。だからと言って、ルネがエンターテイメントの世界にいるのを辞めてしまいたいというわけではなく、エンターテイメントの世界は、今もルネが最初に足を踏み入れた日と同じように、ルネを魅了し続けています。
歌手そしてエンターテイナーとして毎日を過ごして名声を得た後、ルネは、違う道を歩き始めました。「僕はノスタルジックな(過去ばかりを憶う)人間ではありません。今この瞬間を生きたいと思う人間です。」ルネは、今は、毎日ではなく週単位で演技などを指導する仕事をしています。
大人の歌手としてのキャリアを追求しなかったというのは、たぶんガッカリしてしまうことだったかもしれません。一度はルネの歌手としての運命は計画され順調に行っていたのですから。(うまく行っていたのは/または、結局うまく行かなかったのは)タイミングやその時の状況にもよったのでしょう。「僕は、ルネアンジェリルと一緒にフランスや日本などへ何度も仕事のために出かけていました。」
「たぶん、あの時(アメリカ進出を狙っていた時?テーンエイジャーをすぎて?)は「僕の(成功する)時期」だったのではなかったのでしょう。でも、僕は、「僕の(成功した)時期」を持ちました。僕は、ケーキを一人で寂しく食べたいと思うような人間ではありません。30才の時、ルネは歌手を辞めたいと思いました。その頃、二人のルネの子供はまだとても幼くて子供と一緒にいる時間が欲しかったのです。そして子供と過ごす静かで平穏な生活を続けたかったのです。「僕の考えが変わったのは、その時期でした。僕は芸術/エンターテイメントというものを違う方向から見るようになったんです。」
歌手としての活動を辞めて、ルネは(歌やステージの)指導をするようになりました。最近では、特別な催しや祝典などのステージにもルネは出演するようになっています。ラジオカナダテレビからルネと奥さんのマリージョセに二人で司会をするショー番組の依頼があったのも最近のことですが、ルネは、マリージョセと二人でその仕事に通う/するということは 考えられないと思っています。ルネには、もっとしたいと思う人生のプロジェクトがあるからです。「毎日する仕事は、あまりのぞみません。そして僕が特にしたいと思うのは、スタジオで番組のシーンを作ったりするカメラの(前の仕事ではなく)背後にいる仕事なのです。」
記事は、あと1ページ続きます。この続きは、次回の記事でアップいたしましょう。やはりこの記事は、私が予感したように、ルネが成熟した大人の時期を迎えてこれまでの人生を思っての発言や考え方が多く出ているように思います。次回の記事の内容も、大変興味深いことをルネは、語っていますのでお楽しみに!
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