12.8.12

モントリオール1985年の夏休みーその18(Fan Club International Rene & Nathalie その後)



  photo@passion rene nathalie et regis simard

ルネとマリージョセ、結婚25周年おめでとうございます!

2012年8月8日は、ルネとマリージョセの25回目の結婚記念日でした。フェイスブックでは、二人の結婚式のビデオや写真などをルネファンがシェアをし合って、お祝いで盛り上がっていました。1987年8月8日に、ルネとマリージョセが結婚式をあげたのは、モントリオールから車で45分ほど北に行ったSaint-Sauveur(サンソヴエール)という街にある教会でした。どうして、その場所で?という私の質問に答えてくれたのは、その結婚式場に入ることができたルネの大ファンのセリーヌさん。

ルネとマリージョセが式をあげたSt Sauveur 教会

この街は、スキーが出来るところが沢山あり、自然や山が美しいところで、二人がよく遊びに出かけていたところだったそうです。二人が大好きな場所ということでここが選ばれたのだそうです。

ルネの結婚記念に出された雑誌は、そのあとまもなくファンクラブのニコルさんの紹介でお友達になったルネの大ファンのハーマンさんという男性が、送ってくれました。ですから、一番最初にアップしたルネとマリージョセの結婚式の写真は、とてもよくおぼえています。それから、びっくりするほどのファンが教会に駆けつけてお祝いをしている様子、ナタリーがお祝いの歌を歌っていた姿など。一番好きだったのは、ルネとお父さんのジャンロックシマールが一緒にリムジンに乗り込む二人の姿だったことも。同じ雑誌だったかどうか忘れてしまいましたが、その背表紙がルネとマリージョセが新婚旅行にでかける空港での写真。ルネはなぜか、アフリカンサファリルック?とも思えるようななんともいえない服装をしていたことなど。これは、ニコルさんがおくってくれたファンクラブで作成した記念誌だったのかもしれません。いずれにしても、このような雑誌は日本に置いたままなので、今開けて見て詳しく見てみるということができないのが少し残念です。


 photo@celine


86年にルネとマリージョセの結婚式の様子を写真で見た時には、おめでとう!という気持ちよりも、なんだか複雑な気分で、できれば見たくないと思いながらも片目で、または指の隙間から写真を見ていたような気がします(笑)別に、自分がルネとどうなりたかった!とかそんな大それたことは考えもしていなかったのですが、83年に「大人」のルネの姿を1メートルもないところで会って(正確には見て)、小さかった「あのルネ」をまだ探していた私には、「あのルネ」が結婚!してしまうなんて。。。という気持ちを持っていたのかもしれません。「大人のルネ」にがんばって追いついてそのルネを応援したいのに、なかなか追いつけなくて。。。よほど「あのルネ」が大きな存在だったでしょう。日本のルネのファンの皆さんの多くもきっと同じなのかもしれませんね。

ルネとマリージョセの結婚前の写真などのスライドショービデオ(@passion rene nathalie et regis simard)  リンクをクリックしてビデオサイトに行って、ご覧下さい。


ジョセフくんからのルネとマリージョセのエピソード

ファンクラブの話を始めるのが遅くなってしまいますが。。。ジョセフくんからお聞きしたルネとマリージョセのかわいいエピソードをご紹介いたしましょう。マリージョセのお父さんは、テレビ番組のプロヂューサーをしていたそうで、ルネとも知り合いだったそうです。ルネがマリージョセとはじめて(?)デートをしたときに、ルネがマリージョセのスカートから少し下着のような物がでていたのを気にして、それを秘書のクロデイーヌバチョーさんに「マリージョセに、このことを教えてあげた方がいいのだろうか」と訊いたそうです。クロデイーヌさんの答えは。。。「それは、ファッションなのよ。下着じゃないから、下着がスカートから出ているなんて言わないこと!」と注意されたそうです。
 二人がまだテーンエイジャーの時代のこと。かわいいですね。。。:)

マリージョセ側からのエピソードもあります。これは同じデートの時かもしれません。ルネがマリージョセを始めて映画に誘って見に行った時の事。マリージョセが帰宅してお母さんにこう言ったそうです。「もうルネとなんて、出かけないわ!私を子供扱いして、子供が観るような映画に連れて行ったから!」うーん。。。こうして考えてみると、ルネは、うぶというか。。。デートになれていなかったというか。。。真面目というか。。。やっぱりルネっていいですよね!このお話は、ルネのデビュー25周年記念の雑誌の中に書かれてある記事だそうです。 

ルネとマリージョセの結婚式の様子、じっくり楽しめるビデオです。86年の頃と比べると、もう平気で結婚式の様子を観ることができます。ふうう。。そしてルネは、マリージョセと結婚することができて本当に良かった!おめでとう!と心から言うことができます。
(今更ですが!)

LE MARIAGE DE RENÉ SIMARD & MARIE-JOSÉE TAILLEFER


 さあ。。。では、ファンクラブでのその後についてお話を始めましょう。ニコルさんとヘレンさんに事務所の中に案内されて、しばらくお礼や自己紹介などをした後、今までファンクラブから出されていたファンクラブの雑誌など見せていただいていました。壁には、ルネやナタリーの雑誌やポスターが飾られ、机の上には、ルネルネルネ、ナタリーナタリー!という名前が所狭しと並んでいる書類?やファンからの手紙などがあり、ほんとうにここは、ファンクラブ事務所なのだなあという感慨深い気持ちを味わっていました。
雑誌を見たあとは、ファンクラブで作っているルネとナタリーの缶バッチ を見せていただいきました。そしてその雑誌と缶バッチをすべてプレゼントすると言われた時には。。。絶句という感じで胸がいっぱいになりました。「えええ、いいんですか。。。」と遠慮してはいましたが、嬉しくて仕方がありませんでした。






 いただいたルネとナタリーの缶バッチ

カナダ滞在中にいただいたバッチも入っていたり、メープルメイツのバッチもはいっていたりして関係のないバッチも含まれています。カブスカウトよりも小さい年齢の子たちが集まるビーバーやガールスカウトのバッチもあります。少しですがお手伝いしていたので、お別れにバッチなどいただいたのです。これはBC州でのお話。


そして、ニコルさんが、私のためにファンクラブの会員への登録の手続きを始めてくれたのでした。このファンクラブは、80年代の初め頃からのスタートのようでしたから、私は、このファンクラブの存在をモントリオールに来るまでまったく知りませんでした。ファンクラブへの入会はすべて無料で、このあとの雑誌もニコルさんが日本に送ってくれたのでした。それがどのくらい続いていたのか覚えていませんが、90年に入ってもファンクラブは続いていたのか。。。それほど長く続いていたという記憶もないように思います。

 ニコルさんが私の目の前で作ってくれたファンクラブの会員証です。


ニコルさんとヘレンさんと3人で、英語、日本語、フランス語のミックスで、ワイワイガヤガヤという感じで、83年に見たルネとナタリーのこと、二人が東京音楽祭前夜祭で私の目の前で一緒にミドリ色の屋根を歌ったこと(ステージで!)、そのあとナタリーが「五月の手紙」をまるでルネの生まれ変わり(!)のような姿と声で歌ったこと。。。偶然ルネとナタリーと一緒のエレベーターに乗っていたこと!それもルネとナタリーと私の3人だけで。。。などお話していると。。。入り口のドアがギイ。。。と開いて、一人の若者が部屋に入って来たのでした。「は?ルネ??ルネじゃない。。誰!?でもルネに感じがどことなく似ている人!」ということが頭を駆け巡っていました。

その人は、英語がペラペラ!おおお!ホッとしました。白いショートパンツをはいていたのがとても印象的。その人の自己紹介によると、「僕は、ルネとは、私生活でも仲の良い友達というか親友で、このファンクラブの会長をしているんです。」ということでした。「ええええ!え?!」という気持ちで目と頭がグルグルしてきたのを覚えています。その男性の名前は、「ジャン ピローテ」と言いました。これは、ずっとずっと後で知ることになったのですが、彼は、ルネのマネージャーだった(過去形です)gcの甥にあたる人で、ルネとも、ずっと後に日本で「エルビスストーリー」というミュージカルが上演されることになった時にもルネと来日しています。その他にも、ルネとは数々のミュージカルやショーのために仕事をしてきた人なのです。現在は、ケベックシテイにある、Le Capitol de Quebecという歴史的な建物であるホテルのオーナーでもあるようです。このホテルには、Capitol シアターという劇場もあり、ルネのプロヂュースしたショーの上演もされたことがあります。ルネとは多分同じような年齢で、しかも身長もおなじくらい?だったような。ネットで検索してみると、今も、85年の時と変わらず、すてきな方のようです。ただし、現在では、ルネと仕事をしているということは、ないということを聞いています。


では、ジャンピローテ氏をご紹介しましょう。。。いかがですか。なんとなくルネに似ていませんか?そして全体の雰囲気も似ていると思いました。でも、英語をペラペラと話すからか、ルネよりももっと活発というか社交的というような印象を受けました。(私の話しているルネは、83年に見たルネの印象からですので、念のため。。。)
 
左から、ニコルさん、ジャンピローテ氏、ヘレンさん


85年にお会いしたジャンピローテ氏は、ほんとうに素敵な人でした。気さくで私の自己紹介とこれまでのルネファンとしての歴史!など(何度同じような話を何人もの人にしたことか。。。)をよく聞いてくれていました。そして英語もよく出来る人でしたから、話がポンポンとスムーズに出来たのです。ルネの最近の様子など、少し話してくれたあと、このような会話を。。。

ジャン:「あと何日モントリオールには、いられるの?」

私:「えーと、あと一週間ぐらいはいます。」

ジャン: (ニッコリ笑って)「実は。。。。あと2、3日したら、オタワで、ルネとナタリーのコンサートがあるんだけれど、オタワに一人で来ることはできるの?」

私:「は!??」沈黙。。。。(頭が空白に。。。そして胸がいっぱいに。。。)

ジャン: 「これないかなあ。。。」

私:「あああ、えええええ、行けます!コンサート????!えーーー!、そうなんですか!知らなかった。。。全く知りませんでした!」

ジャン:「じゃ、これから、コンサート会場の住所と名前、電話番号を書いて渡すから、ぜったいなくさないでね。僕の名前もかいておくので、これをもって、コンサート開始前の30分前に、会場のチケット窓口のところにいてくれる?」 

 ジャンピローテ氏が書いてくれたメモノート


私:「は?はい!わかりました!」(えええ。。。。大丈夫なのかな。。どうしよう!)

ジャン:「僕がそこに行くので、それまで待っていてね、そこでチケットを渡すので」

私:「いくらでしょうか?」

ジャン:「僕が招待するんですから、無料です。」

私:「あああ。。。!本当に。。? ありがとうございます!(心で、もう泣いています)


ふうう。。。もう昔のことなのに、この会話を書いていて、手に汗握り。。。という感じになってしまいました。本当にジャンピローテ氏は、素敵だったんです。ルネの分身のような。。。

 ということで。。。びっくりの連続だったんです。そして、私はジャン氏に言われた通りに数日後、オタワに向かうことになったのでした。あああああああああああああ!ルネに会えるんです。ステージのルネに!ルネのコンサートだなんて。。。もう今思い出しても胸が熱くなって何も言えなくなってしまいます。。。



 ニコルさん、ジャンピローテ氏と


それでは、来週です。ルネのコンサートです!会場は、オタワにあるCentre National des Art (C.N.A)  どうなることでしょうか。。。お楽しみに!



 
 


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