オタワでのルネとナタリーのコンサートへ。旅のクライマックス?
今週の記事は、モントリオール1985年の夏休みのクライマックスともいえる記事になるかもしれないので、なんだかドキドキしてしまっています。自分の気持ちを素直にというか正直にお話しようと思っていることもそのドキドキにつながっているのでしょう。
今夜、ヘッドホンで聴いているのは、なんと、この記事でお話しようとしているオタワであったルネとナタリーのコンサートの様子です。レコードが出されたの?と思う方がいるかもしれませんが、実はこの様子は、私が密かにコンサート会場の自分の席でカセットテープに「録音してしまった」ものなのです。27年も前のテープ録音なのに、ソニーのウオークマンタイプのレコーダーとマクセルの90分カセットテープ(オタワで購入したと思われます)が良かったのか、音の状態は、とってもいいんです。コンサートは、90分以上あったので、途中、ナタリーの部分が少し抜けてしまっていたようです。
テープのケースに入れてあるナタリーとルネの写真は、このコンサートの白黒のチラシをケースのサイズに収まるように、たたんで、入れてあったものです。ケースからはずしてみると、記憶していたよりずっと小さなサイズのようです。今、その写真を撮りました。そうです、このテープは、日本から持って来て、手元にあるのです。テープからMP4に変えて、今はこの懐かしい音源をitunesや、iphone などで聴いています。せっかくの思い出のチラシなのに折ってしまうなんて!と思うかもしれません。でもこのチラシは、先週もお話していたように、たくさんいただいてきてあったので、惜しみなく本物を使いました!
この本物チラシも手元にあります。コピーすれば、同じような物が手に入るのに、どうしてわざわざ日本から持ってきてあるのは、やはりそれだけこのコンサートの思い出を大切にしていたいという気持ちなのかもしれません(他人事のように語っていますが!)
最初にドキドキしてしまっている原因の一つとして、「正直に自分の気持ちを書こうと思うから」と言っていましたが、先ずはこのことについてお話しましょう。そうでなければ、話が先に進まないような気がします。
このブログを読んで下さっているルネのファンのみなさまは、自分が持っているルネに関する思い出をどのように心の中にしまっているのでしょうか。私は、グループ「passion ルネシマールau japon」を、最初にグーグルグループでスタートし、その後、このグループのためのブログをはじめるまで、ごくわずかの人にしか、ファンとしてのルネへの想い、特に、ルネが日本から消えてしまってからの数年の間の気持ちについて深くお話したことはありませんでした。
photo@chantal lachapelle
ルネとナタリーのコンサートのチラシに使われた画像と同じポスター。カラーです!フェイスブックを通してお友達になったナタリーのファン、シャンタルさんが私のタイムラインにシェアしてくれた画像です。
photo@passion simard
日本で活躍していた頃のルネ。ケベックの1974年の雑誌に掲載された記事
そしてグループを作りたいと思ったもう一つの理由は、その頃、ルネとナタリーには、ケベックで大変な事が起こっていたからでもあります。ここではそのことについてお話はしませんが、だから、二人のことは、できればそっとしておいてあげたい、特にルネのことは、そっとしておきたいという気持ちがとても強くありました。ですから、ネットでルネのことをどんな人がどのように書いているか、話しているか、その頃は、とても不安で過ごしていたのです。このこともありましたから、グループでということを考えたのでした。
ここまで話した事とコンサートのことが、どう関係あるのかといえば、このコンサートの思い出、そして先々週までお話していた、ルネのファンクラブへ行った事などは、私にはとても大切な思い出であり、他の人にお話したいとは思っていなかったこと。自分の中だけにしまっておきたいという気持ちがとても強かったのです。
photo@passion simard
日本を離れ、アメリカ進出を始めた頃のルネ。
以前このことを数人の方にお話した時、自分で話したことなのに、話した後は、もうこの思い出が、自分だけのものではなくなり、自分の心の中の大切なものがだれかに話したことで、そのだれかといっしょに行ってしまったような、自分からなくなってしまったような。。。なんともいえない悲しくて、むなしいような想いを感じました。でも、ルネのファン同士なのだから、この思い出を知りたいと思う人には、話してもいいのだということを何度も自分に言っていました。「ルネという一人の歌手、タレントのことを、それほど思わなくてもいいのではないか」と思う方もいられるでしょう。でも、誰に何を思われようとも、言われようとも、ルネは、私にとって、14才の時から現在に至まで、とても大切な存在でありつづけた人ですから、「それほど思わなくてもいいのではないか」というのは、私のこれまでの人生を知らない人なのです。(ああ、なんだか深刻な気分になってきてしまいました!)
というわけで、特にこのコンサートでのことは、私にとっては、キラキラ光り輝くダイアモンドと同じくらい価値のある思い出であり、心の中で輝いているものです。このブログを書くようになり、フェイスブックでのルネファンのケベックや日本のお友達とよくお話するようになり、みんなルネのいろいろな時期の様子をとても知りたいのだ、どんなことをお話しても同じ気持ちを感じてくれるのだという信頼と友情が生まれてきたように感じています。ですから、キラキラ輝くダイアモンドをみなさんと分け合いたいと思うのです。
それから、このブログまできてくださり、これまでのモントリオールの夏休みの記事を読んでいて下さった私の知らないルネのファンのみなさまとも分け合いたいという気持ちなのです。
85年の頃のルネは、こんな感じでした。コンサートで歌うルネが想像できますよ。このビデオのルネは、踊っていませんが、コンサートでは、踊って歌うルネの姿が!会場まで降りてきたこともありました。。。そしてすぐ近くにルネが!あああ。。。!
そして、まだフェイスブックでルネのファンのお友達と交流するようになる以前の昨年の3月、日本にいて、東日本大震災が起きる数日前まで、太平洋沿いを東北へ旅行していたので、命をおとしていたかもしれなかったということを考えると自分の思い出が他の人を嬉しくさせることができるのならば、何も惜しむ必要はないのだという気持ちもあります。
ですから、このコンサートのことを、こんな気持ちでお話できることがとても嬉しく思うのです。このコンサートは、キラキラ輝く思い出でですが、それと同時にある意味で、今までの「ルネルネ!と言っていたようなルネファンの自分」から卒業しようと思った出来事でもありました。そして、ルネとおなじようにもっと大人になる、世の中にひろく出て行くというような決意をした出来事でもあったのです。このことについては、次回の記事でコンサートと一緒に、お話したいと思います。
今回の記事でコンサートの事を全部かけると思っていたのですが、この事に関する気持ちを書いていたら、その余裕がなくなってしまいました!残念というより、ホッとしています。これで、気持ちの整理ができて、次回の記事がかけると思います。(おおげさな。。。)
photo@josef/chinematheque quebecoise
ルネが日本に滞在中に撮られたドキュメンタリーフィルム Rene Simard Au Japonのポスター。ナタリーのファンのジョセフくんがシェアしてくれたものです。
ルネは、ほんとうに可愛らしかった。そして本当に私たちと同じように人生の時を歩んで来たのですね。あれから、ルネにも私たちにもいろいろなことがありました。その途中の85年のルネの姿は、ステージの上で輝くダイアモンドのようにキラキラと輝いて、それが、今でも私の心の中で光を失わず、輝いているようです。
では、来週です。
riko auckland
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