15.7.12

モントリオール1985年の夏休みーその14(ルネのレコードを探して)

ルネの最新ニュース


 私が描いたルネ。。。フェイスブックでは結構好評です(笑)

7月3日からスタートしたルネのコメデイミュージカル、「雨に唄えば」Chantons Sous La Pluieの舞台は、とても好評の様子です。すでに、数々の新聞、雑誌、インターネットのサイトで高い評価を得ています。舞台の様子を見る事ができるビデオも、そのようなサイトで紹介され、そのいくつかがyoutubeでも公開されていますので、観てみましょう。
先ずは、紹介するビデオにも出てくるルネの家族が舞台を観に来た写真です。ルネは、この家族をとっても愛して誇りにしています。


 向かって左から、ルネの娘さんのロザリー(大学生)、今日7月14日に21才になりました!おめでとうございます!Bonne Fete, Rosalie! そして、その隣がロザリーのボーイフレンドのセバスチャン、ルネの息子さんのオリビエ(先日23才の誕生日を迎えたばかりです)、ルネの奥さんのお母さんのクローデット、そして一番右にいるのが、奥さんのマリージョセです。オリビエくんは、もう就職していて頼もしそうです。マリージョセは、いつもルネを一生懸命支えて応援しているとても出来た奥さんだと思います。ルネがサポートを必要としているときには、必ずルネのそばに彼女の姿があります。ルネは、マリージョセと出会ってとても幸せなのだなあとよく思うのです。きれいな微笑みが素敵な人柄を感じさせますね。




では、私たちも、ビデオで舞台を観に来たお客さんたちのインタビューやルネの舞台を観てみましょう!ルネの家族も出てきますよ。


 Chantons Sous La Pluie - Première 
雨に唄えば プレミエ

先週、最後に紹介していたビデオを覚えているでしょうか。ルネのかわいらしいビデオ。そこで共演したいたのが、なんと「雨に唄えば」の舞台演出家のDenise Filiatraultだったのです。今日まで全く気がつかずにいました!このビデオをもう一度見ていて、この名前に気がつきました!早速フェイスブックで「本当にそうなの?」と聞いてみると、ケベックのファンに「えー!知らなかったの!?」と言われてしまいました!情けない!でもとても嬉しい発見です。

Deniseさんは、ルネのことを「私の息子」であると公言しているようですよ。ルネも彼女のことを「精神的な母「または、「スピリチュアルな母である」と言っています。Deniseは、今年で芸能生活65周年を迎えるそうです。以前は、女優、コメデアン、歌手として活躍していたそうですが、現在では、81才でも現役で、数々の舞台を演出する仕事で活躍しているそうです。では、もう一度、二人の可愛らしいビデオをどうぞ!



Rene & Denise Liatrault(youtube) (1973-74)


二 つ目のビデオは、「雨に唄えば」を上演することになったとき、ルネとDeniseがテレビ番組に出演したときのものです。あのかわいらしい思い出の番組を 二人で観るという場面が登場しますよ。マリエルさんがfacebookにシェアをしてくれたビデオです。 マリエルさんの許可を得て、ここでも紹介いたします。私たちのために、youtubeでもアップしてく れました!ありがとう、マリエル!merci beaucoup, Marielle! 

RENÉ SIMARD ET DENISE FILIATRAULT  

René et Denise nous parle de "Chantons sous la pluie"

ルネとデニスが「雨に唄えば」の舞台について話しています。 

youtubeでのルネとデニス(マリエルさんからのアップ)

 




ipadなどのデバイスでは、bloggerから直接アップしたビデオは観ることができないようなのでyoutubeでの同じビデオもアップしておきます。


では、舞台の紹介、批評などの記事をお楽しみください。


photo@journaldemontreal 
journal de montrealサイトでの紹介記事へのリンクです。




雨に唄えばについての新聞の記事@passion simard
http://passionsimard.eklablog.com/articles-et-entrevues-c181435




英語で読めるモントリオールガゼットのサイトで紹介されている記事はなかなかおもしろいと思います。本当に水をつかって雨を降らせる努力や51才のルネには、少し難しかったはしごから一回転して舞台に着地するというパートをルネにもできるようにトリックを考えた話など。。。!では、その記事の写真と記事のリンクです。


montreal gazette リンク



youtubeでchantons sous la pluie rene simard  と検索するとこのミュージカル紹介のビデオまたは、ニュースビデオなどを観ることができるので、是非みるといいと思います。ルネのいろいろな舞台での服装、パートを観ることができて面白いです。


モントリオールの夏へ

さて、ルネのミュージカルのお話をしているといつになっても1985年の夏のモントリオールへ戻れませんね。ミュージカルの話をやめてしまうのは、心残り!ですが、やっぱり予定通り、すごく暑かったモントリオールの夏の話を始めましょう。そういえば、今日は7月14日。私がモントリオールにいたのも7月から8月にかけてのころでした。
モントリオール の夏は、とても暑かったことを覚えています。カナダの夏と言うと、それほど暑くないのでは?と思われるかもしれませんが、そんなことはありませんでした!ただ日本のあの蒸暑いという感じよりは楽かなという感じでしょうか。それは、西海岸にあるBC州でも同じでした。

その暑い中、モントリオールの街で、モントリオールにいる目的の一つとも言える、「ルネのレコード探し!」がスタートしたのでした!一番先に購入したのは、たぶんルネのcomment ca vaとナタリーと一緒のコンサートライブのカセットテープ、 Rene et Nathalie en Concert (1983) でした。これは、ソニーのウオークマンですぐにルネを聴きながら街を歩きたかったからだと思います。モントリオール中をほとんどくまなく!あるきまわっていたと思うのですが、このアルバムに入っている曲を聴くと、今でも思い出すのは、あの暑いモントリオールの街中を歩き回ってレコード屋さんや本屋さんを探して回った夏の日々なのです。

 このアルバムの曲は、もちろんどれも大好きですが、一番特別に好きだったのは。。。というか、今も聴いて胸がキューンとなり、あの夏のモントリオールを歩いた時のことがすごくよみがえるのは、Est ce que tu l'as revuという曲です。 子供の頃から好きだった相手を今も愛しているというような内容のロマンチックな歌詞と旋律の歌です。シャンタル博士が作っているサイトにルネとナタリーのすべての曲(まだ途中かも。。。)が聴けるところがありますので、そこで是非!聴いてみて下さい。うーん。。。ステキです!


もう一つ大好きで限りなく繰り返し聴いていた曲は、同じアルバムからのナタリーとのデイエットの Fais pas la gueule au Bon Dieuという曲です。これもシャンタル博士のサイトからどうぞ。




83年のルネとナタリーのコンサートライブアルバム。始めはカセットテープを購入して、その後、このアルバムレコードも購入しました。このアルバムの二人の写真を見たとき最初に先ず思ったのが、二人の着ている白いスーツのこと。これは、83年に日本に二人がやって来たときにも、着用していたものだ!と。。。このコンサートは、日本から帰った後に行われたのだと思います。このアルバムにも、いろいろと大好きな曲がありますが、今回は、ナタリーの一曲、Chiboukiをご紹介。(なんだか。。。モントリオールの夏ではなくて、ルネとナタリーの曲の紹介がスタートしてしまった感じが。。。!)

 Chibouki  というのは、ナタリーが実際に子犬の時から飼っていた犬の名前です。コンサートでは、この犬をステージにあげて、chiboukiの様子を見ながらこの歌を歌っています。そのステージの様子をマリエルさんが、youtubeにアップしていますので ご覧下さい。


            
Nathalie Simard -Chibouki (youtube)

ルネとナタリーが白いスーツで歌っている同じコンサートからのビデオも観てみましょうか。マリエルさんがアップしています。マリエルさんと言えば、2日前の夜、ルネの「雨に唄えば」のミュージカルを観てきたそうです。ルネは、最高によくやっている舞台だったと言っていました。


Rene et Nathalie Simard - Les Enfants Du Monde(youtube)

ナタリーは、この年の春に日本に来た時よりも身長が伸びているように見えます。


インターネットもなくて(おまけにガイドブックさえ持っていなかった!)どうやってモントリオール中のレコード屋さんや本屋さんを探せたのだろうか?と思いますよね。答えは。。。電話帳のビジネスカテゴリーのページをつかったのでした!その住所をコピーして、地図を使いながら一軒一軒まわったのです。。。ルネのレコードが自分の力で直接、手に入るなんて!信じられませんでした。15才か16才のころからずっと待ちに待っていた冒険が始まったのでした!大げさ。。。!?でも今もこの気持ちはとても強く覚えていますよ。

どんなレコードを買っていたのか、覚えているものと覚えていないものがありますが、85年の夏までに発売されていたもので、見つけたものは、ほとんどすべて購入していました。けれども、ルネのレコードは、モントリオールといえども、デビュー当時からのものがすべて簡単に買えるという状況ではありませんでした。ですから、昔のレコードを見つけるためには、セカンドハンドやオポチュニテイショップ(義援団体がお金を集めるために寄付などで集めたものを売っているお店)のようなところを回らなければなりませんでした。




時には、ジェケットもない、レコードだけが売られている事もあって、そんな時には、ピンク地に黒いフォントでNOBEL というのがルネのレコードをみつける目印になったのを覚えています。「あああ!NOBEL レコード!ルネのかもしれない!」という胸のドキドキを何回体験したことでしょうか。。。びっくりされるかもしれませんが、昔のレコードのほとんどは、中古屋さんで、購入したものがほとんどでした。もうすでに持っているものでも、他の汚れた物といっしょに箱に入っているルネのレコードを見つけると、そのままにしておけずに、購入してしまうということもよくありました。。。そんな感じのシングルレコードの値段はあってないようなもの。。。2ドルくらいかな。。。もうだれにも相手にされていないルネのレコード。。。私には、どれも貴重な宝物でした。


どんなレコードを買ったのか?と聞かれても、さきほども書いていたように、すぐに即答することはできません。日本のルネのお茶箱に保管してあるので。先日、母に数えてもらったら、ルネとナタリーのLPレコードの合計は、50数枚ということでした。うーむ。。。これは。。ナタリーと言えば、ナタリーのアルバムもよく買ったように思います。ナタリーのアルバムは、ルネより若いだけあって、ルネの昔のものよりもナタリーのデビュー当時のかわいらしいアルバムを見つける事の方が簡単だった気がします。

覚えているアルバムをネットで見つけたレコードのジャケットの画像をお借りしていくつかお見せいたしましょう。




この画像は、c'est demainのアルバムジャケットの背面です。






 Originalのアルバムには、83年の思い出があります。ルネが成田空港からカナダに帰国する際に、まだ高校一年ぐらいの女の子の姿がありました。以前ルネとナタリーが帰国する際に写した写真を紹介しましたが、その写真を下さったのは、このかわいらしい女の子でした。

その子は、ルネが日本で活躍した当時を直接しらないわけですが、その後何かの拍子でルネの事を知り、大ファンになって、ルネが日本にいる間に連絡をとり、帰国する際にも 空港までタクシーではなく、「ハイヤー」でルネを送ってきたのでした。ちゃんとフランス語の通訳の女性もお小遣いで雇って、一緒に来てもらっていたのです。そしてその女の子とこのアルバムがどうして関係あるのかというと、その子が空港で大切に抱えていたのがこのアルバムだったのです。たぶん、ルネからプレゼントされたのでしょう。



後日、その女の子とは、会うことになり、ルネについてお話をすることができました。多分そのときに、このレコードのカセットテープをいただいていたのかもしれません。オリジナルとタイトルがあるように、この中に納められている曲は、ルネのオリジナル曲だったと思います。結構ルネの歌そしてナタリーの歌は、オリジナルではなくて、誰かが歌った曲であるということが多いのですが。

というわけで、83年にその子がルネにもらったこのレコード、とても羨ましい気持ちで見ていたこのレコードが、モントリオールで、自分の手に入ったときは、とても嬉しかったのです。たとえ、ルネからではなくて、自分からのプレゼントであっても!その女の子は、今どうしているのでしょうか。まだルネのファンでいてくれると思います。連絡が取れたらとても嬉しく思います。もちろん名前もちゃんと覚えていますが、ここでは、もちろん名前を出すのは控えます、でも。。。ルネの顔をお借りしてその時の空港でのその女の子とルネの写真をアップいたします。連絡がとれないままですが、これなら写真をアップしてもご迷惑でないと思いますので。女の子が抱えているのが、ルネの「オリジナル」というLPです。見えているのはこのLPジャケットの背面のルネの写真です。


 今日描いたばかりの「雨に唄えば」のルネ(のつもり。。。)




それでは、モントリオールの暑い夏、ルネのレコードを探した 日々は、次回も続きます。。。ルネのレコードが思ったように手に入らない!と感じた私は、新たな冒険を試みるのでした。。。お楽しみに!。。。楽しみにしているのは、本当は私自身なのです。。。このブログを書くたびに、なつかしい思い出、思い出したかったことが、もう一度私の胸に帰ってくるからです。


では、来週です。 アビアント!




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